【響 小説家になる方法11巻】暴力行為はいつもどおりだけど響の考えって割とシンプル

響~小説家になる方法~11巻です

響~小説家になる方法~ 11巻

この漫画の評価
ストーリー
(4.0)
キャラクター
(5.0)
絵柄
(3.0)
世界観
(3.0)
暴力度
(5.0)

響~小説家になる方法~11巻のあらすじ

響、高校生活最後の1年が始まる。デビュー小説『お伽の庭』が、芥川賞と直木賞をW受賞するという快挙を成し遂げた鮎喰響。驚異的な現役JKの存在に世間は振り回されるが、響本人は変わらず平穏な日常を送っていた。そんな中、全国高校文芸コンクールで文部科学大臣賞を受賞したことで、響は世間の注目を集めてしまう。しかし、響の奇策で執拗なマスコミ攻勢はひと段落。そして高校生最後の年が始まった。 引用元:響~小説家になる方法~ 11巻 | 柳本光晴 | 無料まんが・試し読みが豊富!ebookjapan

響は将来なにがしたいのか?

響はバイト先のおっさんや友人、祖父江秋人に高校3年のときにどうやって進路を決めた?と確認するのですが…

そもそも響って好きで小説を書いただけで小説家になりたいから小説を書いただけなんですよね。

そんな響がこれからどうするべきなのか?また何をすればいいのか?と考えるのがこの11巻。

本人曰く、「私には小説を書くことしかできない」とも言っているのでとりあえずは海外の小説が読みたい。

そういった理由でイギリス留学を決めます。学校の先生は「アホにしか見えない」みたいなこと言ってるけど私はけっこう響の頭の中はシンプルな感じがするんですよね。

ただ海外の小説が読みたい、海外小説を読むならその国のことを理解してたほうがいいと言ったことを言ってるだけで、それをもとに新たに小説を書きたいと言ってるわけではないんですよね

この作品のサブタイである「小説家になる方法」って当初からタイトル詐欺だとは思ってるんですけど。

響の周りには小説家になりたい!って人はたくさんいるのに響自身は良い小説を書きたいとは思ってるだろうけど小説家になりたいとは本当に微塵も思ってなさそうなところが、このタイトルの皮肉っぽさでもあるのかなと思います。

個人的に好きなシーンが2つ

響がフィンランドに行った飛行機代を捻出する為にアルバイトをすることに。

山本春平(駄作しか書けないから自殺しようとしたときに響に助けられた人)のツテを頼ってアルバイトを紹介してもらうことになります。

ここで働いていたやりたいことが見つからず苛ついてるヤンキーに「一度小説を書いてみて」というのですが、もちろんそのヤンキーは小説を書かない。

もちろん響が書いてみてと言ったからといってそのヤンキーに小説の才能があるわけでもなく気晴らしにパチンコ打ってたら響に見つかって一悶着。

そのときに響が車に轢かれてしまうのですがそのあとのヤンキーに対しての態度が印象的です。

ちなみにその後そのヤンキーは一切話しに出てこないんですが私としてはあのヤンキーは拙いながらも、自分の小説を書き上げたのではないかと思います。

大人になってから毎日の繰り返しでなにかを成していない人間にとっては響のこのときの芯の通った態度は羨ましくも眩しすぎるのではないかと思います。

余談ですが響がバイトの面接で賞罰に直木賞、芥川賞って律儀に書いてるのはなんかクスッと笑えました😆

もう一つのお気に入りのシーンは花井の同期の漫画編集が響の「お伽の庭」を漫画にしたいと詰め寄るシーンです。

響に一方的に殴られても漫画にさせてくれ!と情熱的にお願いするのがこの編集さんの熱意が伝わってくる感じで好きです。

ただ「よく知らない何かに自分の小説を預ける気もない」という響のセリフはあまりにもひどすぎるとは思いました(笑)

普通あんな情熱的にいろいろ言われたら、それならその作者の作品の1冊でも読んでやるかみたいな気持ちになりそうなものです。

人に小説を書けと言ってみたり、そんなん知らんわって態度をしたりちょっと個人的に笑ってしまいました。

更に余談ですが花井のもとに響の半生を映画化にしたいという人がいるんですが主演にかんしてはご希望に添えますとかいって平手友梨奈とか言ってるのも笑いました。

響は実写化で平手友梨奈が主演なんですよね(笑)

さて、次の12巻ではすぐ響は海外留学するんでしょうか?響の過去作品を新連載に…と言った片付いてない問題があるのでそれを片付けてからになるのかな?

響~小説家になる方法~12巻の発売日は6月30日頃になる予定です。次の巻も楽しみ😁

響~小説家になる方法~11巻みんなの感想は?

ひなこ

バトル漫画は正直草だねw

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