【恋と嘘】ネタバレ注意!11巻ついに美咲が抱えていた秘密が判明!

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恋と嘘ネタバレ注意!11巻はついに美咲の秘密が判明!

11巻は美咲視点の話が中心となっています。

ゆかり法に深く関わっている美咲の友人、五十嵐柊はこれまで恋というものを知りませんでした。

だからこそ美咲がネジに恋をしていることも話を聞いても恋とはなんなのかを理解できずにいました。

しかし柊は政府通知の職員である矢嶋基に対して恋心を抱いていることを自覚します。

そんな時柊は莉々奈と出会います。莉々奈は美咲の秘密を調べていました。すべては由佳吏のために。

由佳吏は莉々奈のことを好きだけど由佳吏が本当に好きなのは美咲。もちろんそれを莉々奈は理解してなお由佳吏のためにできることがないかと調べていたのでした。

これまで恋心がわからなかった柊は今は莉々奈の気持ちがわかる。そんな莉々奈に対して柊は厚労省のある一室の鍵を渡します。

「君くらい強ければ触れることが許されるかもしれない」と告げて。

美咲の過去

美咲がどうして由佳吏を好きになったのか?最初は本当に些細なことからでした。それでもずっとずっと美咲は由佳吏のことを目で追っていました。

子供のころ美咲は父と母の恋に憧れを抱いていました。美咲の両親は政府通知で結婚をしたのではなく自ら相手を選び結婚をしたのです。

政府通知の相手には会ったもののそれでも自分で選んた人と結婚をしたのでした。美咲はそんな両親の恋に憧れていたのです。

美咲は子供ながらに由佳吏以外の人と結婚をしたくない。政府通知は受けたくないと考えていました。

そんな折、美咲の両親が不仲になっていきます。ついには母親が不倫をしている現場を目撃してしまいます。あとで知ることになるのですが母親の不倫相手は元々母親が政府通知で選ばれていた相手でした。

美咲は子供ながらに母親を軽蔑しました。

そんなつらい子供地代を過ごした美咲でしたがそれでも美咲は由佳吏を好きでいました。政府通知の相手ではなかもしれない。でもこの気持ちは嘘じゃないと。

高校で美咲は柊と出会います。美咲は柊に自分の恋愛のことを話していました。そして柊は由佳吏のことが好きなのになぜ政府通知を受けるのかと質問されます。

美咲は両親の出来事があり自分の恋心に素直になれない状態でした。そして柊も恋というものが理解できておらず柊には悪意は全くなかったのですがちょっとした口論になってしまいました。

柊は美咲と仲直りをしようと考えます。柊はゆかり法提唱者の孫であり政府通知に関してある程度の権限を持つ立場です。美咲の政府通知の相手が由佳吏ではないか?

もし違っていたとしてもある程度なら改ざんができるのではないかと由佳吏について調べることになります。

由佳吏には政府通知が来ることはない

柊は由佳吏の政府通知について調べました。

その結果わかったことは非常につらいものでした。

由佳吏は16歳を迎えることができないというものでした。つまり16歳を迎える前に必ず死ぬということ。

政府通知が生まれたことで大量の遺伝子サンプルが手に入ることになりその研究の結果「顕現性致死遺伝子」というものが発見されました。

その遺伝子を持つ人は必ず死ぬというものでその遺伝子を由佳吏が持っているのです。その遺伝子を持つ人には16歳までに必ず死ぬので由佳吏には政府通知が届かないということでした。

このことを柊は美咲に伝えます。

美咲はなんとか由佳吏を救おうと「顕現性致死遺伝子」について調べましたが技術的な問題ではなく倫理的な問題で治療することができないということがわかりました。

柊は美咲に「顕現性致死遺伝子」のことを伝えたことを後悔しました。

そして中学3年生になったある日美咲の元に「特殊政府通知」というものが届きます。

「特殊政府通知」とは通常とは異なる政府通知で政府通知から生まれる遺伝子というのは平均以上の能力の人間が生まれる反面能力の均一化、突出する才能が生まれなくなったのですが特殊政府通知は秀でた才能が生み出される演算によって選ばれるというものです。

拒否権もあるし遺伝子要素を優先するため年齢の離れた相手が選ばれる可能性もあるとのことでした。かなり実験的な施策であり協力をする人には可能な要望であれば叶えることができるという内容でした。

美咲はどうしても助けたい人がいると特殊政府通知を受けたのでした。結果、由佳吏は盲腸という建前の元で治療を受けることになりました。

美咲は自分の恋と引き換えに由佳吏を助ける選択をしたのでした。由佳吏のもつ「顕現性致死遺伝子」は除去されたものの症例も少なく再発の危険性は高く今後も治療を続けていくことになり美咲のした取引が第三者に知られた場合は治療は行われなくなってしまうというものでした。

もちろん由佳吏本人にも知られてはいけません。由佳吏は何も知ることなく元気でいる姿を見ながら美咲は由佳吏の元に政府通知が届きますようにと願うのでした。

恋と嘘11巻の感想まとめ

恋と嘘でずっと謎になっていた美咲の抱える秘密が11巻になって明かされました。「顕現性致死遺伝子」を治療するうえで倫理的な問題というのはよくわからないのですが美咲が自分を犠牲にして由佳吏の命を救ったことを由佳吏に言うこともできませんしこの契約をしたことで美咲と由佳吏は結ばれることはありません。

契約を破棄して由佳吏と一緒になれば由佳吏は「顕現性致死遺伝子」の再発で死んでしまうのかもしれないのですから美咲の立場を思うと本当に重く苦しい展開だと思います。

それと同時に美咲の由佳吏に対する思いに泣けてしまいます。この先どうしたら由佳吏も美咲も莉々奈も幸せになれるんでしょうか…。これがラブコメなら「カノジョも彼女」みたくみんな幸せになれるんだろうけど…。

倫理的な理由で治療ができないってなんだろう…?美咲ちゃんは由佳吏と莉々奈が仲良くしているのを見て本当にどう思ってたのだろうと考えると本当につらいです…。

ひまり

1 COMMENT

名無し

「顕現性致死遺伝子」を治療する上での倫理的問題についてだけど、私は「クローン人間」が倫理的に問題視されることと同じ理由だと思った。「本来生まれてくるはずのない生命を生み出す」ということが倫理的に問題があるとされるのであれば、その逆、「本来確定的に死すべき生命を生かす」ということも倫理的に問題があると考えられると思った。確かに生命はいずれ死ぬけれど、その人の生死を絶対的に決定する要因は存在しない。

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