【わたしの幸せな結婚】ネタバレ感想 異能の力がない娘が冷酷無慈悲と噂される家に嫁ぐ和風ファンタジー【1話~3話】

【わたしの幸せな結婚 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) Kindle版】

「わたしの幸せな結婚」は下記のページで1話と最新話、アプリでは他の話数も読むことができます。

参考 わたしの幸せな結婚 | ガンガンONLINE | SQUARE ENIXgangan online

ガンガンONLINE

ガンガンONLINE

SQUARE ENIX無料posted withアプリーチ

わたしの幸せな結婚のあらすじ

「小説家になろう」発の和風ファンタジー✕恋愛物の物語。異能の家系に生まれた主人公、斎森美世は能力を受け継がなかった。そして異能力を開花させた異母妹に使用人のように扱われ親には必要とされなかった。家の中で邪魔者となった美世は冷酷で無慈悲と噂の久堂家に嫁ぐことになった。

【わたしの幸せな結婚1話ネタバレ感想】婚約

初手から鬱展開です…

この作品が「小説家になろう」発の作品ということは全然知らないで読んだのですが小説家になろう的な雰囲気、いわゆる異世界ファンタジーのようなものではなくファンタジーはあれど全体の雰囲気は少女漫画風な感じでした。

1話では主人公である斎森美世のこれまでの生い立ちをなぞる回となっています。とにかく継母と異母妹が嫌な感じの人たちなんですが私は嫌だなと感じたのは唯一血の繋がりのある父親まで主人公に冷たいのはなんでなんだろうと感じました。もしかしてこの父親との血が繋がってないのかなと勝手に思ってしまいましたが。

幼馴染にも守ってもらえない

そして唯一美世の味方である幼馴染の幸次は美世に対して優しいのは良かったのですが結局のところは自分の身がかわいいのかおそらくは美世のことを好いているものの異母妹である香耶との結婚も何もできないまま受け入れてしまうという絶望感。

正直最初から嫌なヤツから嫌なことをされるよりも信頼してる人が裏切りとまでは言えないですが助けてくれない状況というのは本当に嫌ですね。

ここまでの段階で美世は本当に幸薄い女性というイメージで生きていくのにもなんの希望も持ってない状況です。嫁ぎ先である久堂家当主である久堂清霞もこれまで多くの女性が婚約をしても3日も立たずに逃げ出すほどの冷酷無慈悲の人物と言われているので正直お先真っ暗といえるそんな1話でした。

美世のこの先にはどんな未来が待っているのでしょうか?

ひなこ

最初から主人公の鬱展開はたしかに「なろう」っぽさはあるかなと感じたよ。
イラストもきれいで見やすいのでこれからの展開に期待だね!

ひまり

【わたしの幸せな結婚2話ネタバレ感想】初めてのあさごはん

悪夢を見る

久堂家に嫁ぎに来た美世は昔の悲しい過去を悪夢として見ることになります。継母からの嫌がらせの内容ですが幼い美世にとっては本当に怖い出来事だったんだと思います。

それにしてもこの継母は本当にどこからどう見ても典型的な悪役って感じです。今後のストーリーでこの継母か異母妹の香耶が出てきてざまぁな感じの展開になるんでしょうか?

個人的にはそんな王道ななろう的展開は望んではいませんが。

どんだけこの主人公は不遇なんだろう

そう思うくらい悲しい描写が多いのですが個人的にこれはひどいわと感じたのは家族なのにも関わらず食事が出されなかったというのが本当にひどいです…。

こういう描写をみると前述の父親とも本当は血が繋がってないのではという疑問が出てきてしまいます。ただ嫁ぎ先の久堂家の使用人でゆり江さんが本当に優しい感じの方で安心しました。

普通に考えたら普通の対応なのかもしれませんがこれまで美世が置かれてきた境遇を考えると本当に優しい人にみえます。

しかし久堂家当主には…

そんなこんなでゆり江さんと朝ごはんを作る美世だったのですが久堂家当主の清霞には食事を出すと「お前が先に食べて見ろ」と食事に毒を盛られたと疑われてしまうのです。

どうしてこんなことを清霞が言ったのかは後々にわかるのですがこの清霞は主人公からの第一印象は最悪だったと思います。

ただこれまでの環境から何も主人公も何も感じていなかったと思いますが清霞から「自分が出ていけと言ったら出ていけとか死ねと言ったら死ね」とかなり厳しいことを言われてしまいます。

ここまでだと評判通りの冷酷非道な人間って感じですがこれからこの二人の関係がどうなっていくのかにも注目していきたいですね。

ひなこ

優しい人が出てきたと思ったら清霞のこの塩対応…。美世ちゃんはどうなってしまうのか?

【わたしの幸せな結婚3話ネタバレ感想】初めてのゆうごはん

これまでの結婚相手候補とは違う美世に清霞は違和感を感じていました。

美世のことをえらく気に入っていた久堂家の使用人ゆり江の言葉に会ったばかりで作ったものなど食べれないという清霞。

だけれど美世のことが気になり清霞は仕事に身が入らない様子です。

美世の卑屈な態度や令嬢とも思えない服装に清霞は「おかしな女が来た」と感じまた美世は清霞は聞いているほどの悪人ではないが自分のような「異能」を持たない者は久堂家の妻としてふさわしくないと互いにすれ違ってしまいます。

美世ちゃんのことを気遣っている清霞さんは見れたのは良かったんですが美世ちゃんはもう久堂家から出ることを考えてそう…。

ひまり

【わたしの幸せな結婚4話ネタバレ感想】おかしな婚約者

斎森美世という女性が斎森家ではどれだけひどい扱いを受けていたのかがわかるような話です。前回朝食に毒を盛られた云々の誤解があり今度はちゃんと朝ご飯を作ってほしいとお願いされる美世でしたが清霞が美世の料理を美味しいと褒めたところ急に美世に泣かれてしまいます。

料理を褒められたのは初めてだということで泣いてしまうくらい本当に厳しい環境にいたことが清霞にわかるわけなのですがこれまで久堂の家に嫁ぎに来た女性たちとは明らかに違う美世に興味を惹かれることになります。

というか久堂家の使用人のゆり江さんがやさしくてほっこりしますね。

というか全く他人である久堂家は清霞に関してはちょっとした勘違いがあったものの美世に対して優しい人がいるのに斎森家の人たちは本当に悪い奴らばかりで今後斎森家にどんな天罰が下るんだろうとワクワクしてしまいます。

美世さんの思わぬ反応に戸惑ってしまう清霞さんがなんだか可愛らしいですね

ひまり

【わたしの幸せな結婚5話ネタバレ感想】矛盾する心

自分には異能がないことをいずれ清霞に知られ久堂家を出ていくことになるだろうと考える美世だが久堂家に受け入れられるはずがないと思う反面、清霞に嫌われたくないと思ってしまう矛盾を抱えてしまう美世。

そんなとき清霞から突然休日に一緒に街に出かけようと美世は誘われる。普通の年頃の女性であれば街に出かけて遊びたいと思うはずであろうに美世は街に出かけたいとも思わないしそもそも自由に使えるお金などない美世にとっては街への興味などはありませんした。

誘われるも私は行けませんと清霞の答える美世であったがなぜと美世に清霞はなぜと質問をします。

用事もない迷惑がかかるのではと答える美世に迷惑ではないし邪魔でもないと答える清霞。

本来なら街に出かけるのも楽しいと思うのは普通だろうに出先でも清霞に恥をかかせないように準備をしなくてはと美世は本当に自分のことよりも周りのことにばかり気を使います。

そしてその夜、美世は母親の夢を見ます。その夢では母が父に異能を持たないことで責められそれでも娘を見捨てないように懇願する悲しい夢でした。

そして不甲斐ない私を許してと美世に謝る母でしたが「でも大丈夫よ」「あなたがもう少し大きくなったら」という言葉を残し美世は夢から覚めます。

まあおそらく美世は異能の力を持たないとされていますがいずれ強力な異能に目覚めるのだろうなと感じさせる描写です。

夢で見たきれいな母を思い出し自分も髪を手入れしたら母のようになれるだろうかなどと考える美世ですがゆり江に化粧を手伝ってもらい清霞と街に出かけます。

ひなこ

化粧後の美世が急に垢抜けてとても可愛らしい!

【わたしの幸せな結婚6話ネタバレ感想】初めてのデェト(前編)

冷酷無慈悲と言われる清霞に対して6話で美世は少し清霞に心を開き始めます。これまでの境遇がひどかったから余計に清霞の優しさが美世とって心の傷を癒やしてくれるものだったのかもしれません。

私は頭なでは結構嫌いなのですが清霞の頭なではかなりドキッとしてしまいました。清霞が美世に合わせて歩調を合わせてくれるとかもめっちゃ優しいですよね。

ただこの今でも美世は自分には異能の力がなくいずれ久堂家を去ると考えているのでやはり清霞に対して遠慮をしている感じがやきもきさせられます。

清霞さんはこの時点で美世のことを追い出すつもりは全くないんですよね。恥ずかしがる清霞さんがかわいいです。

ひまり

【わたしの幸せな結婚7話ネタバレ感想】初めてのデェト(後編)

清霞の優しさに惹かれ始める美世ですが清霞に「お前は本当に笑わない」と言われてしまいます。

もちろんそれは責めているのではなく無表情気味な美世の笑った顔が見てみたいという清霞の気持ちから出たものなのですがそれに対して美世は思わず「旦那さまは変わっていらっしゃいますね?」と言ってしまい後悔していまいます。

そんな美世に対してこのままいけば私たちは結婚する仲であることとだから今のように素直な気持ちを口にしてくれることが嬉しいと伝えます。

ただ美世は自分に異能の力がないことからそうはならないと考えていて、でも今この幸せな時間が少しでも長く続いてくれればと考えます。

本来ならばすぐに自分には異能の力がないこと、久堂家に嫁ぐには相応しくないことを伝えるべきなのにと葛藤します。

そして久堂家に戻り街の呉服屋で買ったクシを清霞は美世にプレゼントして初めて清霞は美世の笑顔を見るのでした。

一方清霞は斎森家のことを調べそこで美世がどのような待遇を受けて美世に異能がないことも知るのでした。

また美世の母親が薄刃家の人間であることを知ります。薄刃家は様々な異能の中でも特に危険とされる異能の家系でその力は人の心に干渉するものだったのです。

具体的には人の記憶を操作したり夢に入り込んだり思考を読んだり、相手の自我を消し去る、幻覚を見せ錯乱させるといった異能なのです。

薄刃家は自分たちの危険性を理解し表舞台には出てこず血を滅多に外に出さないとされているのですが斎森家にどうして美世の母が嫁いだのか謎が残ります。

ちなみに補足ですが美世の母と父は政略結婚です。もちろん恋愛結婚であるなら美世がこのようなことにはなってはいなかったと思いますが。

そして父が薄刃家のことをよく知らず美世を捨てるも同然で久堂家に美世を嫁がせようとしたもの謎です。(そもそも嫁げるとも思わずほぼ捨てる意味で嫁ぐように命じたのですが…)

そして清霞に対して何者かが異能を使い攻撃を仕掛けます。難なく退治する清霞でしたが差し向けたものは何者なのかというところで1巻はおわります。

ひなこ

美世と清霞のこれからの恋愛模様と薄刃家や美世の異能など気になることはたくさんあるね!
【わたしの幸せな結婚 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) Kindle版】

コメントを残す

CAPTCHA